ドイツのTSEコンプライアンス

2021年4月1日以降、ドイツのすべての小売マーチャントは、ドイツの新しいKassenSichV規定に準拠する必要があります。この規定は、実店舗販売を行い、キャッシュ決済が可能なデジタルキャッシュレジスターを持っているドイツのすべてのマーチャントに適用されます。マーチャントは、この規定に基づいて、監査目的のため、電子キャッシュレジスターをテクニカルセキュリティシステム (TSE) に接続する必要があります。

Shopify アプリストアのTSE (KassenSichV) アプリを使用すると、TSE規定の遵守に役立ちます。月額のサブスクリプション料金については、TSE (KassenSichV) アプリでは、財務関連のすべてのストア内取引を外部のクラウドストレージロケーションに保存します。外部のクラウドストレージソリューションは、サードパーティのコンプライアンスサービスプロバイダーであるFiskalyが提供します。

TSE (KassenSichV) アプリに税務情報と関連する小売店のロケーションを設定した後、監査目的で税務当局が要求するTSEデータをエクスポートできます。

認定

TSE (KassenSichV) アプリは準拠したソリューションであり、認定済みのTSEをサポートしています。

サブスクリプション価格設定

マーチャントは、ストアのロケーションごとに月額9米ドルのサブスクリプション料金を支払います。この料金は、POS ProまたはPOS Liteのサブスクリプション料金に追加されます。

請求額は、インストール日に基づいて、Shopify アプリストアの請求システムを通じて請求されます。

チェックアウトと返金用にShopify POSを統合する

TSE (KassenSichV) アプリは、Shopify POS Lite、Shopify POS Pro、Shopify Plusのマーチャントに対応しています。TSE (KassenSichV) アプリとの統合を有効にするには、POSアプリを最新バージョンに更新する必要があります。

小売店のロケーションでTSEサポートが有効になっている場合、TSE情報がお客様のレシートに印刷されます。最新のShopify POSでサポートされているレシートプリンターを使用できます。

小売店のロケーションで、TSE (KassenSichV) アプリを利用可能なデバイスと統合する権限を許可すると、ストアのレジスターで、該当するTSE情報が記載されたレシートを印刷することができます。

TSE (KassenSichV) アプリをインストールする

Shopify アプリストアからTSE (KassenSichV) アプリをインストールできます。

  1. [TSE (KassenSichV) アプリ]ページに移動します。
  2. [アプリを追加する]をクリックします。Shopifyアカウントにログインしていない場合は、ログインするよう求められます。
  3. [アプリをインストール]をクリックします。

TSE (KassenSichV) アプリを設定する

TSE (KassenSichV) アプリをインストールした後、VAT IDと納税者番号 (TIN) を入力する必要があります。

  1. Shopify Adminから、[設定]>[アプリと販売チャネル]の順にクリックします。

  2. [アプリと販売チャネル]ページで、[TSE (KassenSichV)]をクリックします。

  3. [アプリを開く]をクリックします。

  4. [TSEを設定する]をクリックします。

  5. [VAT ID][納税者番号 (TIN)]を入力し、[次へ]をクリックします。

  6. 返金や交換を含む小売取引を行うすべてのストアロケーションを選択し、[確認]をクリックします。

  7. [サブスクリプションを承認]ページで、サブスクリプションの請求額と請求頻度を確認します。

  8. [サブスクリプションを承認]をクリックして、サブスクリプションを確定します。

TSE (KassenSichV) アプリの設定を変更する

必要に応じて、VAT IDと納税者番号 (TIN) を変更できます。

  1. Shopify Adminから、[設定]>[アプリと販売チャネル]の順にクリックします。

  2. [アプリと販売チャネル]ページで、[TSE (KassenSichV)]をクリックします。

  3. [アプリを開く]をクリックします。

  4. [設定]をクリックします。

  5. [税IDセクション]で、[VAT ID][納税者番号 (TIN)]を更新します。

  6. [保存]をクリックします。

有効なロケーションを管理する

TSEコンプライアンスエクスポートで使用する、有効なストアロケーションのリストを管理できます。返金や交換を含む小売取引を行うすべてのロケーションを有効にする必要があります。

  1. Shopify Adminから、[設定]>[アプリと販売チャネル]の順にクリックします。

  2. [アプリと販売チャネル]ページで、[TSE (KassenSichV)]をクリックします。

  3. [アプリを開く]をクリックします。

  4. [ロケーション]セクションで、[TSEを管理する]をクリックします。

  5. ストアのロケーションを選択および選択解除して、有効なロケーションを追加または削除します。サブスクリプション請求額は、ストアのロケーションごとに表示されます。

  6. [保存]をクリックします。

  7. [サブスクリプションを承認]ページで、サブスクリプションの請求額と請求頻度を確認します。

  8. [サブスクリプションを承認]をクリックして、サブスクリプションを確定します。

TSE (KassenSichV) アプリを使用してTSEデータとDSFinV-KTSEデータをエクスポートする

税務当局による監査で必要となる場合、TSE (KassenSichV) アプリを使用すると、Shopifyストアに関する以下のデータをエクスポートできます。

  • TSEの証明書
  • 現在および過去のすべての有効なロケーションでのPOSデバイスの取引データ
  • 完全なDSFinV-K (Digitale Schnittstelle der Finanzverwaltung für Kassensysteme) エクスポート

データはメールアドレスに直接送信されます。

手順:

  1. Shopify Adminから、[設定]>[アプリと販売チャネル]の順にクリックします。

  2. [アプリと販売チャネル]ページで、[TSE (KassenSichV)]をクリックします。

  3. [アプリを開く]をクリックします。

  4. [TSEデータをエクスポート]セクションで、エクスポートする日付範囲を選択し、[適用]をクリックします。

  5. [エクスポート]をクリックします。

Shopifyで販売を開始する準備はできていますか?

無料体験を試す