ここではっきりさせておきましょう。
もしあなたがEコマースビジネスを始めたばかりで、"簡単なSEO、ソーシャルネットワークや広告を出すこと" が一晩でも成功できる道なのだと考えているのなら、今すぐそれをやめて、この記事をじっくり読んでみましょう。
できるだけ早く集客したいときにまず初めに解決するべき問題、それは「いち早く、そしてより多くのあなたの商品に興味を持っている実際の人たちの前に立つ」ということです。オーディエンスがいない空っぽのFacebookページに投稿することは、何の助けにもなりません。
少なくとも、立ち上げてすぐのサイトのURLをGoogleに送り、検索トラフィックを上げようとGoogleサーチだけに頼ってしまうことはハイリスクな賭けです。なぜなら、新しいウェブサイトはあまりすぐに信用されない傾向がある(英語サイト)からです。
また、オンラインで成功するために必要なことは、Facebookにいくつかの投稿をすることのみだと思ってはいませんか?投稿をすると、友達みんなが興味を持ち、その友達がそのまた友達に紹介して...そして一気に有名に!こうやって自分のストアが"次世代のトレンド"になる、ということだと夢見る気持ちもわかります。
しかし、残念ながら実際にはそんな風にはなることはほとんどありません。また、商品が素晴らしければ、あとは商品を売れるようにするのは客の仕事だという考えも世の中にはあると聞きますが、本当にそうなのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
もしEコマースの立ち上がり時に、オンラインストアへのアクセス数が欲しければ、あなた自身が腕をまくり、体を動かして、まだ知らない人たちに対して手を伸ばさなければなりません。
「スパムみたいになりたくない。」「もし拒否されたら?」「人は何かを売りつけられるのは好きじゃない。」
このような不安な気持ちも浮かんできそうですが、実際にはまったくその逆で、ほとんどの人が間違った解釈をしているのです。
一旦ブロガーたちに接触できれば、SEOに貢献するバックリンクを作ることができます。一旦顧客を持ては、彼らをあなたのソーシャルアカウントに誘導することができます。一旦売上が上がれば、予算を立てて新しい試みをすることができます。
でも、もしこれらのことを初めにすれば、あなたのすることはすべて投資した時間と資金の元を取ろうと躍起になることだけで、赤字になってしまうでしょう。
忘れないで欲しいのは、インターネット以前には汗水を垂らすことがビジネスを行う唯一のやり方だった時代がかつてあった、ということ。人々はドアからドアへと足を運び、電話をかけ、手紙を送り、そして多くの場合、「ノー」と言われてきたのです。
現実的に、汗水を垂らす実務的な奮闘は今でもビジネスを始める唯一の方法であり、インターネットが提供する、ソーシャルメディアやSEOなどのツールはその奮闘の基礎となるものの上に築かれた努力をさらに高めるにすぎません。
毎日あなたがやる必要があること、あなたの「モノ」を世に出すために、時に汗水垂らしながらもするべきこと、
それには以下のことが含まれるかもしれません。
- ゲスト投稿をお願いする
- 商品のレビューを依頼する
- クロスマーケティングのパートナーになりそうな人と接触する
- ビデオに取り上げてもらう
- 地元のショップで商品を置いてもらう棚をゲットする
- 世間をあっと驚かせることにトライしてみる(結果、メディアから注目されれば尚良し)
注目を集めるのが難しい空っぽのFacebookページに投稿する代わりに、実際にアクティブなページやグループを運営している誰かとパートナーになりましょう。空っぽのボードに「ピンする」代わりに、アクティブなPinterestのボードに取り上げてもらうのです。そして、影響力のある人たちに話しかけましょう。
疑う余地もなく彼らがあなたのメッセージを見ているとわかるように、積極的に人前に出て行動してみましょう。立ち止まって何かが起こるのをただ待つのではなく、自分の足で稼ぐ、「行動」こそが集客をするために必要なことです。
SEO、ソーシャルメディアマーケティング、有料広告(CPM計算機もお役立て下さい)、もしあなたに正しく使いこなすすべての知識、スキル、予算があれば、それらのツールは素晴らしいものになり得ます。しかし、走り出したばかりの起業家はマーケティングプランについて考えたことがほとんどなく、拒否されるという厳しい現実に向き合いたくない時に、SEOやソーシャルメディア、有料広告が集客に失敗する理由だと、言い訳に逃げてしまうことが多いと言われています。
「集客に成功しなかった。」とGoogleのせいにするのも、「効果的なターゲットにリーチできなかった。」とFacebookのアルゴリズムのせいにするのも、そしてInstagramで「正しいハッシュタグを使わなかったせいだ。」とするのも簡単です。Twitterが煩わしい、”注目される”ようなヘッドラインを使わなかった、正しいボードにピンしなかった、正しい行動ボタンへ導かなかった...
そのような状況に陥ってしまう人が多いのは、自分ではほとんどコントロールできないことを、上手くいかなかった時に「〜のせいだ。」と理由にするのがとても簡単だからです。
手紙の内容を考えている時にカーソルの点滅を見たり、あなたがまさにメールを送信しようとしている人が、イエスを言わなかった場合や「あなたのアイデアは十分な価値はない。」「ユニークさが十分でない。」もしくは「ただ単にそんなによくない。」と言うかもしれないと明らかにわかっていたら…そればずっと辛いものです。
拒否される状況を受け入れた後に、集中した状態でいることはとても難しいことです。たとえそれを知っているのがあなただけだとしても、素晴らしい気分で目覚めるには厳しいものがあります。
これからビジネスをやっていくのであれば、「今やろうとしていることはリスクがあろうとも戦う価値のあるもので、むしろリスクや失敗から学ぶことができるものだ。」と信じることが大切です。
もし時間をかけずに集客をしたければ、指にマメができるくらいまでメールを送ること、電話をかけ、話をする筋合いではないと感じる人たちに話しかけ、勇気を出し、自信を維持しながら、拒否されることに図太く対処する必要があります。
そして、何よりも...
本当にお客さまを獲得したければ、自分から手を伸ばし、掴み取ることが大事なのです。
いかがでしたか?思い立ったら行動!その一歩が明日につながります。
よくある質問
ネットショップの集客において最初に解決すべき問題とは?
集客に努力は必要ですか?
最初の集客にはどのような方法が含まれる?
集客に最も大事なこととは?
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Shopify カントリー エバンジェリスト 上野 有彩
新しい可能性を生み出すEコマースのプラットフォームに魅せられた一人。 日本人第一号社員として、Shopifyを日本に伝え広める活動をしています。
原文(英語 ): Tommy Walker