ECサイトのソーシャルメディアマーケティング(英語) を展開する前に、まずはSNSの利用分布の実態を把握する必要があります。最近のソーシャルメディアの普及と利用の増加(英語) を考えると、あなたのターゲットオーディエンスが多く見つかるプラットフォームに焦点を当てたマーケティング活動から取り組むべきでしょう。そのためにも、どのSNSプラットフォームが多くのユーザーを抱えているかを事前に理解しておくことが大切です。
最新の統計によると、Facebookが引き続きソーシャルメディアの王者(英語) として君臨しており、2022年1月時点で29億1,000万人(英語) のアクティブユーザーを抱えています。つまり、39億6,000万人のソーシャルメディアユーザー(英語) のうち、およそ4人に3人がFacebookのアクティブユーザーということになります。
Facebookの統計データとSNS関連のランキングが、その存在感の大きさを物語っています。アクティブユーザー数でトップのSNS・プラットフォームであるだけでなく、2番目に多く利用されているSNSアプリでもあるのです。世界中の消費者は、Facebookアプリに月平均19.6時間を費やしています。これはTikTokと並ぶ利用時間で、YouTubeのすぐ後ろにつけています。
最も利用されているSNSプラットフォームの2位はYouTubeです。25億6,000万人を誇るアクティブユーザー数は、Facebookのユーザー数の88%に相当します。
世界中で毎日72万時間の動画がYouTubeにアップロードされていることだけを考えると、その中からあなたの動画を見つけてもらうのは至難の業に思えるかもしれません。しかし、YouTubeの統計データ(英語) からは、毎日10億時間の動画が視聴されていることや、消費者の90%がYouTubeを通じて新しいブランドや製品を発見していることも分かっています。
3位と4位のSNSプラットフォームはWhatsAppとInstagramで、アクティブユーザーはそれぞれ20億人と14億7,800万人です。ちなみに、どちらもFacebookの親会社でもあるMeta社 (旧Facebook社) が所有しています。
さらにその下には,微信(中国版WhatsApp)とTikTokがランクインしており,それぞれ12億6,000万人と10億人のグローバルユーザーを抱えています。これに続くのが、全世界で9億8,800万人のユーザーを持つFacebook Messengerです。
これらの統計からは、SNSランキングにおけるMeta社の圧倒的なプレゼンスが読み取れます。上位7つのSNSプラットフォームのうち、半分以上 (Facebook、WhatsApp、Facebook Messenger、Instagram) がMeta社配下のサービスです。
8位から10位は、以下の通りです。
尚、日本国内におけるSNSプラットフォームの利用実態は、上記のグローバルランキングとは少し異なります。総務省より発表されているSNSアプリ・サービスの利用率は以下の通りで、Meta社よりもLINE社のプレゼンスの高さが見て取れます。
- LINE:90.3% (※)
- YouTube:85.2%
- Twitter:42.3%
- Instagram:42.3%
- Facebook:31.9%
- TikTok:17.3%
- ニコニコ動画:14.5%
出典:総務省『令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』
(※) 2022年3月時点での月間アクティブユーザー数は9,200万人
(LINE社『2021年度通期及び第4四半期補足資料(Pg.45) 』より)
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執筆:Shopify Staff 翻訳:坂本真紀