Shopifyアフィリエイトを実践するうえで、マーケティングに費やした努力の結果を測定するツールの存在が重要になってきます。誰もがきっとこんな疑問を持つでしょう。
- アフィリエイトリンクはちゃんとクリックされているか?
- どれくらいの紹介が発生しているか?
外部のマーケティングツールを使ってパフォーマンスの測定をしているなら、
- どのキャンペーンが一番成功したか?
- どのキャンペーンを廃止すべきか?
- どのチャネルにもっともフォーカスすべきか?
と、いろいろ考えると思いますが、もう悩む必要はありません。Shopifyアフィリエイターがすぐに使用できる強力なアフィリエイトツールがあります。
キャンペーンやサブIDなどの追跡パラメータを設定したリンクで強力なキャンペーンを作り上げることができ、さらにコンバージョンを含めたパフォーマンスの内容をモニタリングすることが可能です。パートナーダッシュボードの「アフィリエイトツール」のセクション内ですべて確認できます。
6つのアフィリエイトリンクパラメータ
従来、アフィリエイトリンクを使ってShopifyの特定コンテンツページにディープリンクする場合には、?ref=ハンドル名をShopifyのURLの最後に付加していました。たとえば、Shopifyの価格ページにリンクしたい場合には、https://www.shopify.jp/pricing?ref=ハンドル名というようなリンクになります。
キャンペーンリンクにより、「キャンペーン、コンテンツ、ソース、メディア、サブID(1&2)」という6個のパラメータを付加できるようになっています。これらの追加データは、どのディープリンクがあなたの戦略にとって一番良い結果を出しているかを理解するのに役立ち、トラフィックとコンバージョンをもっとも輩出するプラットフォームを把握することにも貢献します。
デジタルマーケティングの担当者がUTMパラメータを使ってマーケティング活動や広告キャンペーンの結果を追跡したり、アフィリエイトマーケターがHasOffersなどのパフォーマンス測定ツールを使ってマーケティングしたりするのと同じように、ダッシュボードの「アフィリエイトツール」セクションでアフィリエイトリンクを作成すればShopifyのアフィリエイトプログラムのパフォーマンスを追跡することが可能になるのです。
しかし、この強力なアフィリエイトリンクの作り方を学ぶ前に、トラッキングを最大限活用するためにこの6個のパラメータについて詳しく見ていきましょう。
キャンペーン
キャンペーンパラメータはユニークな識別子の1つで、アフィリエイトリンクを、特集商品プロモーションやマーケティングキャンペーンのスローガンなど、一般的テーマに基づいてグループ化できます。Google Analytics UTMのキャンペーンパラメータに似たものであり、リンクの目的を素早く把握できます。
たとえば、Shopifyの価格に関するキャンペーンを夏に実施しようとしたら、パラメータは次のようなものになるでしょう。
または、冬に展開するShopify POSに関連したキャンペーンであれば、
というキャンペーン名になるかもしれません。
注意:パラメータに名前を付ける場合、単語はダッシュやハイフンで区切る必要があります。
キャンペーンパラメータにより、コンバージョンやトラフィックという観点から、どのプロモーションがもっとも効果的だったかを判断しやすくなります。
コンテンツ
コンテンツパラメータは、1つのShopifyページに対して複数のリンクを展開している場合に、個々のクリエイティブやユースケースにラベリングするために使用されます。これは、Google Analytics UTMのコンテンツパラメータと同等のもので、同一のキャンペーン内の似たコンテンツを区別するための識別子となります。
たとえば、上述した夏のキャンペーン名summer-pricing-2018で言えば、もしこのキャンペーンに2種類のプロモーションコンテンツがあったとしたら、コンテンツパラメータはpromo-1とpromo-2のようになるかと思います。
より具体的に見てみましょう。夏のキャンペーンがShopifyのベーシックプランとスタンダートプランをそれぞれ別に宣伝していて、両者が同じ料金ページにリンクされている場合、コンテンツパラメータはおそらくshopify-basicやshopify-standardのようになるはずです。
このように、コンテンツパラメータは、どのクリエイティブがもっともコンバージョンに帰結したかを把握するうえで役立ちます。もし、shopify-standardと比べてshopify-basicのパーフォマンスが優れないようであれば、そちらのキャンペーンをやめてshopify-standardのほうに注力すべきかもしれません。
ソース
ソースパラメータは、アフィリエイトリンクを投稿した場所、またはトラフィックの流入元を示します。Google Analytics UTMのソースパラメータと同じような使い方ができます。
夏のキャンペーンのうち、スタンダートプランのプロモーションを個人ブログで展開した場合、ソースパラメータはpersonal-blogとなるでしょう。
では、ベーシックプランのプロモーションをYouTubeのeコマーストレーニング講座で使用する場合はどうなるでしょうか?それならソースパラメータは、youtubeですね。
ソースをアフィリエイトリンクに付加することで、どのチャネルがトラフィックやコンバージョンに貢献しているかが理解しやすくなります。
メディア
メディアパラメータは、ソースと同様にアフィリエイトリンクの掲載元を特定しますが、チャネル名称のような詳細ではなく、タイプを示します。このパラメータは、Google Analyticsのメデイアパラメータと同じような使い方ができます。
上述した夏のShopifyスタンダードキャンペーンのソースがpersonal-blogでしたので、この場合のメディアパラメータはwebsiteとなりそうです。
ShopifyベーシックのプロモーションはYouTubeのトレーニング講座で展開されていました。これはソーシャルメディアプラットフォームなので、メディアパラメータはsocialです。
サブid1 &サブid2
アフィリエイトリンクを最大活用するためにさらなる追加情報が必要なら、サブidパラメータの出番です。サブIDは、ユニークな属性を動的に記録して追跡するためのカスタムパラメータです。例えば、ブログの中のどの箇所に表示されるリンクなのか、ほかの講座ではなくある特定のトレーニング講座かどうか、あるいはユニークユーザーの追跡などに、使用できます。
YouTubeのeコマーストレーニング講座の例に戻るなら、あなたはどの講座にリンクが表示されたかを特定したいはずです。
この場合、実際にShopifyベーシックをプロモーションしているecommerce-for-beginnersの講座を特定するためにサブidパラメータを使うことができます。
すべてを組み合わせてみると
夏のキャンペーンで使用するパラメータを、すべて合わせた例を見てみましょう。
アフィリエイトリンク1:ブログでのShopifyスタンダートプランのプロモーション
- キャンペーン名=summer-pricing-2020
- コンテンツ=shopify-standard
- ソース=personal-blog
- メディア=website
- サブid=in-post-CTA
アフィリエイトリンク2:eコマース講座でのShopifyベーシックプランのプロモーション
- キャンペーン名=summer-pricing-2020
- コンテンツ=shopify-basic
- ソース=youtube
- メディア=social
- サブid=ecommerce-for-beginners
アフィリエイトリンクにすべてのパラメータを付加する必要はありません。あなたのキャンペーンに関係のあるものだけを使用してください。
強力なアフィリエイトリンクを作成する
アフィリエイトリンクに追加できる新しいコンポーネントのことがわかったので、いよいよキャンペーンのためのリンクを作っていきましょう。
パートナーダッシュボードの「アフィリエイトリンクを作成する」の項目を埋めていきましょう。
手順は次のとおりです。
- パートナーダッシュボードの「アフィリエイトツール」のセクションに移動します。
- 「アフィリエイトリンクを作成する」をクリックします。
- 必要なパラメータ(キャンペーン/コンテンツ/メディア/サブid)を付加します。
- 「リンクをコピー」をクリックします。
キャンペーンリンクの使用を開始すると、「アフィリエイトツール」のセクション内にデータが2時間以内に反映されます。
アフィリエイトリンクのベストプラクティス
Shopifyのアフィリエイトリンクを作成する上で今後は、以下のことに気をつけていただきたいと思っております。
- Shopifyとの関係を明らかにする
ほかのアフィリエイトプログラム同様、アフィリエイトのリンクを貼る場合には、Shopifyとの関係性を明示するようにしましょう。
- アフィリエイトリンクを有料広告で直接宣伝しない
あなたは、自分のコンテンツをプロモートするために有料広告を使うことは可能(たとえば、eコマースビジネスを始めることについて書くブログに、アフィリエイトリンクが含まれているような場合)ですが、アフィリエイトリンクに直接トラフィックを送るために同じような有料の手法を使用することはできません。これはまた、Shopifyのブランドキーワードに競合するようなプロモーションをしてはいけないということでもあります。
- あなたを「ご意見番」として位置付ける
アフィリエイトリンクを載せているコンテンツが、読者やフォロワーにとって価値あるものになっているか、つねに確認してください。ただのリンク宣伝用コンテンツではいけません。たとえば、無料のWebサイトチェック表、ホワイトペーパー、ShopifyストアのためのFacebook広告運用講座などを考えてみましょう。
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