Shopify アプリストアにある何千ものアプリは、どれも皆さまのネットショップの運営やマーケティング、機能拡張などに役に立つものばかりです。でも、どのアプリを選んでいいのかを判断するのは難しいですよね。
そこで、今回は私たちのパートナーでもある株式会社BENLYさまの運営するブログ「Shopify Lab.」で紹介されているカスタマイズにおすすめなアプリを皆さまに紹介いたします。ぜひ、チェックしてください!(※アプリの機能や料金体系は変わる可能性がありますので、最新の状況については各アプリページを必ずご確認ください。)
“高级注册”会員登録フォーマットの作成と申込み管理
先进的注册– Customer Fields, Locks, and Approval($4.95/月額)
会員登録フォームは、Shopifyの基本設定事項として準備されています。
※テーマやカスタマイズによって、TOPページに登録・ログインフォームが表示されるスタイル / サイトのフロントが登録・ログインページで始まるスタイルなどがあります。
※コードを扱わずに設定できるフォーム項目は、フルネーム・会社名・住所(アパート、マンションなど)・配送先の電話番号が用意されており、その項目を使用するか否かを選択するようなシステムとなっています。
しかし、会員IDが必要な卸売業やBtoBストア、特別なライセンスが必要な製品を販売するなどの特別要件を持つ店舗、誕生日リマインダやサイジング情報などの追加情報を必要とする店舗を運営する場合、既存の項目以外で必要な項目・注意事項(「フリーメールアドレス不可」、「企業名の登録必須」などの特記事項)の記載が必要になる場合があります。
このアプリを使用すれば、あなたのお店に必要なフォーマットを新しく準備することができます。色、テキスト言語、およびフローを完全にカスタマイズ可能です。また、登録したお客様の管理も行うことができます。
承認したユーザーのみにアクセスを制限するために登録アカウントを管理したり、登録のあったお客様へのフォローメールを設定・送信したり、お客様に関する追加情報を管理することもできます。
このアプリでできること
- あなたのお店に合った方法で登録フォームを作成
- 年齢、ビジネスID、付加価値税(VAT)番号、ライセンス番号、参加する理由を記入する欄など、特別な項目の追加
- 承認したユーザーのみにアクセスを制限する
- 顧客に関する追加情報を一元管理する
まとめ
卸売り販売・BtoB販売・会員限定販売などだけでなく、実店舗でしようしている顧客リストと登録項目を揃えたりなど、さまざまなストア形態に合わせてフォーマットの作りこみとアカウント管理が可能です。
必要な情報をしっかり入手できれば販促にも応用ができるので、リピーターを育てる大事なツールとなりそうです。
「All In One Product Zoom」画像拡大・ズーム
All In One Product Zoom($1.90/月額)
商品画像の詳細部分まで確認できるズーム機能アプリです。
ズームは3タイプから選べ、ズームレベル、ズーム位置、ズームサイズ、色などを設定から簡単に変更できます。
- ウィンドウズーム
- 商品画像の横に拡大された画像が拡大表示されます。
- インナーズーム
- 商品画像にカーソルを合わせると、合わせた個所が拡大される。
- レンズズーム
- 虫眼鏡の様に画像を拡大して見る事ができます。(正方形、円形のレンズタイプを選択可能)
※3日間無料トライアル、その後は$1.90/月額
【参考】似た機能を持つアプリ
Full Page Zoom(画像をフルスクリーン表示に変換し、画像の細部・拡大確認ができます。ただし、拡大機能を使用する際は画質のよい画像を使用することをお勧めします。)※Full Page Zoomを使用したデモサイトはこちら
このアプリでできること
- 簡単インストール、コーディング不要
- ズーム機能は、3タイプから選択可能
- ズームレベル、ズーム位置、ズームサイズ、色などカスタマイズ可能
まとめ
素材感や細かい仕様など、拡大して見れるので「細部まで見たい!」という場合に有効的だと思います。
「BEST Currency Converter」現地通貨での価格表示
(無料~$9.95/30日間)※Shopify Development StoresはElite版は無料
お客様の国に合わせて、価格表示を変更できるアプリです。
1日2回のレート更新がされ、無料版では最大5つの通貨を登録可能。Elite版では160以上の通貨が準備されています。
痒い所に手が届くのは、断然「Elite版」です。(※詳細は下記の「このアプリでできること」を参照)
Shopifyでは、チェックアウトページの価格まで変換することができません。ですが、Elite版を使用すると、変換された金額の上にカーソルを合わせると元の通貨を表示させ、支払い通貨が何になるのかの注意書きも掲載することができます。
※アプリストア内の説明文中にデモサイトがありますので、こちらで確認できます。
このアプリでできること
- お店で通常表示している通貨表記を、お客様が閲覧している国の通貨に自動変換
- 価格設定(小数点の切り上げ切り捨て、小数点の削除など)
- お会計通貨の通知
- 通貨コンバータを非表示にして、バックグラウンドでのみ実行する
- 国に通貨を割り当てる
まとめ
例え越境ECができるように設定をしても、ストレスフリーなお買い物ができなければ海外での需要は期待できません。このアプリで、購入の際に一番お客様が気になるポイントでもある「金額」を親切に表示できそうです。
「Fraud Filter」詐欺注文防止フィルター
Fraud Filter(無料/月額)
カード決済によるなりすましや後払い(BNPL)決済による取込み詐欺、代引決済による受け取り拒否などの不正注文はサイトの利益を圧迫する要因となります。
このアプリは、不正な注文に対する警告を設定したり、特定のルールを設定すると、ルールに一致した注文をキャンセル・ブロックすることができます。
不正防止フィルターとして、指定の顧客IDやEメールを設定したり、商品注文数、支払情報、請求情報など細かく設定することで、不正な注文者からの受注を防止することができます。
例えば、同一人物から注文&受け取り拒否が繰り返されている場合、その人物のメールアドレスを登録しておくと、次に注文が入った場合、警告として店舗に通知表示されます。
このアプリでできること
- 不正が疑われる特定の顧客からの注文をキャンセルやブロックできる。(注文が不正であるとお客様に通知することはありません)
- Shopifyストアの管理者に注文に関する警告通知が表示される
- 顧客ID、Eメール、商品注文数、支払情報、請求情報など細かく設定することで、不正な注文者からの受注を防止
まとめ
不正によってでた損失を減らすことができ、不正注文の発生リスクを抑える事ができれば、不正を審査するためにかかっていた時間を削減し、商品やサイトの向上に時間を使えれば、収益アップも期待できるのではないでしょうか。アプリは無料なので使いやすいと思います。
「Infinite Options」追加オプションの設定
Infinite Options(無料/月額)
商品を注文する際、商品詳細画面にバリエーション以外のオプション項目を追加できるアプリです。通常の商品と違い、既存のアイテムに指定の文字を印字・彫刻したりなど、カスタマイズができる商品を販売する際、その詳細をお客様に入力していただく必要があります。
このアプリを使えば、「通常3オプション」の制限に縛られることなく、あらゆる商品に無制限の製品オプションが追加できます。
このアプリでできること
- 数多くの入力フォーマット/ドロップダウンメニュー、テキスト・数字の入力、チェックボックス、ラジオボタンなど
- プレースフォルダとデフォルト値の制御
- オプション / 必須、どちらにも設定可能
- ドロップダウン・チェックボックスの内容を複数選択可
- 最大文字数を設定すると、残りの文字数を表示
- 数値フィールドの最小値/最大値の設定
まとめ
完全無料で、ここまで詳細にオプション欄を作りこめるこのアプリは、オーダーを承る店舗にとても役立つアプリとなりそうです。
「Product Filter & Search」商品検索・フィルター設定
Product Filter & Search($19.00~/月額)
Product Filter & Searchは、あなたのネットショップ内に出品されている沢山の商品からお客様が探しているものを即座に見つける事のできるアプリです。
検索ボックスにアイテムを記入すると、商品の画像や価格がすぐにドロップダウンで表示されます。
コレクション、仕入先、商品タイプ、商品オプション(例:色、サイズ)、タグ、評価、価格、値引率、在庫切れなどの情報でフィルターをかけ、絞り込み検索が可能です。
カラー検索は、カラーパレットを表示させ視覚的に選択ができるようにもできます。また、在庫がある商品だけを検索結果に表示させることも可能です。
絞り込み検索をする際、1つの項目だけでなく、複数の項目でフィルターを掛けるため、お客様は目的の商品を探す手間が省けます。
表示された画像を直接クリックして商品ページに飛べるので、お客様の探している商品へ簡単に誘導することができます。また、モバイルデバイスにも対応しています。
※無料トライアル ※基本言語は英語
【参考】似た機能を持つアプリ
Live Search(月間検索レコード/毎日の検索キーワード/さまざまな検索語句のランディングページ/トップ検索条件、等のデータ分析可能)
このアプリでできること
- データ整合性のためにリアルタイムで製品,カタログおよびページ情報を更新。
- Langifyアプリを一緒に使う事で、製品のフィルタと検索結果が複数の言語に翻訳されます。(Langifyアプリはこちら)
- スマートな自動提案:トップスなどのカテゴリを入力すると、カテゴリに関連したアイテムが表示されます。
- 全文検索:タイトル、商品タイプ、タグなど入力すると、お客様が購入したいものを表示。
- 複数のオプションで検索が可能
- 多数のタグを選択できるようにサポート
- 異なる値を1つの値とすることが可能(例:ライトブルー、ダークブルーからブルー)
- 検索方法の見せ方を複数選択可能
- 検索窓内のスペルチェック・人気のある検索の提案
- 50,000商品の店舗で、1秒未満の検索結果表示
まとめ
商品数が多いほど、目的の商品を見つけられず離脱してしまうユーザーは少なくありません。視覚的に検索でき、欲しい商品にすぐたどり着けるので、サイトを訪れたユーザーの離脱を減らす事ができると思います。
「Shogun Landing Page Builder」簡易ページ構築
Shogun Landing Page Builder($19.00~/月額)
詳しい知識を持っていなくても、Shopifyのサイトをきちんと作りこむことのできるアプリです。
ドラッグ&ドロップページビルダーを使用して、準備されている各項目フォーマットの中から必要項目をパズルのようにはめ込んでいけば、まるでコーディングされたかのようにページを組み上げていくことが可能です。
Shopifyのどんなテーマにも使用できます。
ランディングページ、ブログページ、および商品ページを作成可能です。また、ボタンをクリックするだけで、既存のShopifyページをインポートおよび編集できます。
デスクトップ、タブレット、モバイル端末に対応。エディタでプレビューも可能です。
挿入できる項目としては、
画像とビデオの背景、カラム、画像、パララックス、動画、見出し、テキスト、ボタン、スライダー、テーブル、タブ、アコーディオン、Instagram、ソーシャル、カウントダウンタイマー、セパレータ、フォーム、マップ
Shopify Product Field Elementsとして、Title、Image、Price、Variant、Quantity、Add to Cart Buttonもあります。
これらの要素はShopifyデータを自動的に引き出します。
コード作成について理解できる場合は、独自のHTML / Liquid、CSS、およびJavaScriptを記述することで、カスタムドラッグ&ドロップ要素を構築することが可能です。
※基本言語は英語※10日間の無料トライアルあり
(アンインストールしても、Shogunを使って編集したページは保持されます)
プラン
Starterプラン $19/monthEssential – $39/month
Pro – $79/month
このアプリでできること
- 簡単にページ作成
- コードが扱える場合、カスタム要素の構築が可能
まとめ
コードが理解できなくても、スマートフォンなどのように感覚的に操作をしてShopifyページを構築できるので、初心者にもShopifyページ制作のハードルが下がりそうです。
「Shop The Look」関連商品の詳細&カート表示
Shop The Look($ 9.99/月額)
Shop The Lookは、商品ページの「カート」ボタンと同じように、「SHOP THE LOOK」ボタンを追加し、クリックするとその商品に関連した商品詳細&カートが表示されます。
例えばモデル写真の場合、コーディネートで使用したアイテムがまとめて掲載され、商品ページやカートへ誘導できます。
顧客が個々の商品ページに行かなくても、複数の商品を購入できるようにするアップセルの様な機能をもったアプリです。
※英語表記※15日間の無料トライアル、その後は$9.99/月
このアプリでできること
- PDPでのCTAボタンの表示方法、デザインの色、ポップアップイベントなどをカスタマイズすることができます。
- デスクトップ、タブレット、モバイルのすべての主要なブラウザーとOSをサポート。
まとめ
アパレル系ショップ以外にも、ディスプレイした商品に関連したアイテムを提示できるなどのメリットがあると思います。
1枚の写真から複数の商品をアピール出来るので、コンバージョン率向上も期待できるのではないでしょうか。
「Store Locator」店舗検索機能
Store Locator(無料~$59.99/月額)
Store Locatorは、公式のGoogle マップインターフェイスを使用する唯一のストアロケータアプリです。
Googleマップと同じ検索ツールを使用し、カテゴリ検索、フリーワード検索、現在地からの最寄店舗検索ページを構築するアプリ。
店舗検索機能は、フィルタが作成でき、より細かい条件での検索が可能。
例えば、メンズ・レディース・子供服を展開しているアパレルショップの場合、「レディース商品のみの店舗」「レディース&メンズ商品取り扱い店舗」「子供服取り扱い店舗」などを、それぞれの条件に合う店舗を検索表示可能です。
また、現在地からストアまでのルート表示機能もあります。
地図上のピンを正確な場所にドラッグ&ドロップできるので、地元のコミュニティで販売する人にも最適のアプリです。
※アプリの基本言語は英語 ※無料トライアル期間は30日間
プラン
無料:1店舗(限定機能)$9.99/月:1~50店舗(すべてのプレミアム機能)
$19.99/月:51~500店舗(すべてのプレミアム機能)
$39.99/月:501~2000ストア(すべてのプレミアム機能 )
$59.99/月:無制限(すべてのプレミアム機能)
このアプリでできること
- 月額$59.99で無制限の店舗またはディーラーの場所を追加することが可能。
- ピンをあなたの正確な場所にドラッグ&ドロップできます。
- 「24時間営業」や「電子マネーが使えるお店」などのオプションを使用して、検索フィルタを作成可能。
- 現在地から該当店舗までのルート案内に対応。
- リアルタイム距離計算機に組み込まれていおり、現在地を地図上の新しい場所にドラッグすると、その場で再計算されます。
- ユーザーは、住所、郵便番号、または都市名で検索可能。
- フォントの色、ドロップピンの色、単位をキロからマイルなどにカスタマイズ可能。
- 地図表示の初期位置とズームレベルを設定可能。
- ストアを一度に1つずつ追加するか、ウィザードを使用して一括でインポート可能。
- 店舗やディーラーのランク付けやグループ表示が可能。
- マップ上のピンをカスタム画像で置き換え可能。
まとめ
多店舗展開のお店から最小店舗まで、幅広い店舗様に最適のアプリだと思います。無料トライアルは30日間と長期間なので、じっくり試して導入を検討してみてはいかがでしょうか。
「Wishlist Plus」欲しい物リスト
Wishlist Plus(無料~/月額)
Wishlist Plusは、お客様が気になるアイテムをリストとしてまとめておける便利な機能のアプリです。
商品詳細ページの、「ハート」アイコンをクリックするとウィッシュリストに保存されます。クリックするとカウントが増えるので、何人の方がブックマークしているかも一目で分かります。
また「ウィッシュリストに追加」して、デバイス間で切り替えてもログインせずにウィッシュリストを確認できます。
その他、ゲストユーザーは、ウィッシュリストアプリ内で電子メールIDを提供することで、友だちや家族とウィッシュリストを共有できます。
プラン
FREE(無料):最大100アイテムSTARTER($ 9.99 /月):最大1000アイテム
PRO($ 29.99 /月):10000までのアイテム
PREMIUM($ 59.99 /月):すべてのPRO機能と最大50000アイテム
※すべての有料プランに無料トライアルがあります。
【参考】似た機能を持つアプリ
Smart Wishlist(無制限ウィッシュリスト・30日間の無料トライアル・24時間365日オンラインサポート・各店舗の専用サポートマネージャー)
このアプリでできること
- ログインせずにウィッシュリストに追加し、チャンネル間でウィッシュリストを共有。
- 友だちや家族とウィッシュリストを共有できる。
- 希望アイテムを何人の方がブックマークしているかがカウント表示される。
- ゲストユーザーは、「ウィッシュリストに追加」して、デバイス間で切り替えてもログインせずにショッピングアクティビティを取得できます。
- マイウィッシュリストをメールに接続すれば、あなたのコンピュータ、電話、タブレットから、自分のウィッシュリストが確認できるようになる。
まとめ
「気になるアイテム」や「欲しいけど他の商品も検討したい」など、ショッピングカートにとりあえず追加して、ウィッシュリストのように使っているお客様も少なくありません。
簡単で見やすいウィッシュリストは使えると思います。無料プランもあり、有料プランにも2週間の無料トライアルがあるので、試験的に導入してみてはいかがでしょうか。
(BENLYについて)
海外に展開する3,000社の越境ECを支援している東京人形町と福岡に拠点を置く会社です。東京では海外配送・海外カスタマー代行といった実務のサポートと海外向け日本紹介メディア「LiiiFE」の運営を、福岡ではShopifyを中心として越境ECサイト制作を行なっております。制作から実務・PRまで一気通貫でサポートできるのが特長です。また自社メディア「Shopify Lab.」ではShopifyに関するお役立ち情報を定期的に発信しております。