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ノートパソコンで小規模ビジネス向けローンの申し込みを行っている女性。

3万台を売り上げた低温調理器「BONIQ(ボニーク)」 自社EC開設1年で大成長の裏にはShopifyとシッピーノあり

累計で3万台を売り上げた低温調理器のECサイト「BONIQ(ボニーク)」は、クラウドファンディングからスタートし、現在はECの販売チャネルとして自社サイトとAmazonそしてYahoo!ショッピングで展開しています。

自社のECプラットフォームにはShopifyを使用し、サイト構築初月から売上数百万円、1年で数千万円を達成。また、出荷・受注業務ではEC自動出荷システム「シッピーノ」を活用し、ネットショップの物流に関わる業務を全て自動化することで、売り上げを伸ばしながらブランディングも強化しています。本日はBONIQを運営する株式会社葉山社中の羽田さんにお話を聞きました。

BONIQ(ボニーク)について教えてください

葉山社中羽田さん

低温調理器のBONIQは、私が海外の展示会を数年間渡り歩き、企画・自主製造したオリジナルの真空低温調理器です。

低カロリー・高タンパク質の肉が美味しく、手軽に食べられることやフランス料理などの高級料理店と同等なお肉が“自宅で”簡単に作れることでSNSなどの口コミが広がり、健康意識の高い男性や女性、忙しい主婦の時短料理としても認知され、3万台の販売実績を誇る商品までと成長しました。2020年1月にはプロ仕様の低温調理器「BONIQ Pro」を発売し、飲食店などの現場でも活用されています。

月間170万PVを誇るBONIQ低温調理レシピサイトには、牛肉、鶏肉、豚肉レシピを中心に、400メニューほどレシピが掲載され、低温調理を利用することでヘルシーな料理が作れるという認知が広がりつつあります。

Shopifyを選んだ理由は何ですか?


最初は他社のECカートシステムを2つほど使っていました。最初のシステムは、きちんとマーケティングをして売上げを上げていくという観点で、できることが非常に限られていました。2つ目はベースの機能に色々カスタマイズをしていくと、数十万の費用が追加でかかることがわかり、継続が難しいと感じましたね。

その中で、海外のサービスは、制作してくれるクリエイターがたくさんいるお陰で、クオリティが高い上に値段が安い。もちろんネットショップの領域も同様でした。そういう流れで、Shopifyに出会いました。

以前の自社ECサイトでは、月間で1、2個しか売れなかったのですが、Shopify導入してすぐに数百万の売上げが立ちました。とても驚きましたね。

当時、テレビでBONIQが取り上げられていた頃は、商社から注文が来ていたので、定期的に納品していたんですよ。在庫も4,000個ほど用意して抱えていました。しかし、テレビでの露出が一気に無くなると、商社からの注文もパタリと無くなり、売上もゼロになりました。さすがに焦りましたね。これは売上を自分で作っていかないとダメだなと思い、ネットショップに注力するようにしました。

どんなECマーケティングを行っていますか?


Shopifyを導入して初月から売上げが出たのは、カゴ落ち対策ができたことが理由の一つだと思います。Shopifyにはリカバリーメールを送る機能がデフォルト機能でついています。サイト訪問者の50%以上の方がカゴ落ちするので、その方たちに10%~20%OFFのクーポン案内を出すことができます。

さらに、アップセル・クロスセルの機能も便利ですね。僕の場合、BONIQ本体と鍋とスタンドの3商品のみ扱っていますが、BONIQ本体をカゴに入れる瞬間に、「スタンドも買いませんか?」「3商品セットで購入いただくと総額20%OFFですよ」というポップを出していました。効果が出てくるのが楽しくて、Shopifyのアプリを入れて、残して、をくり返しやっています。

あとは、食品関連の調理器具なので、レシピサイトをちゃんと作りました。2017年の5月にスタートしたときは月間約20PVでしたが、今年は月間170万PVにも成長しました。レシピサイトからShopifyの自社ECへ流入が見込めるようになったのも大きいです。

また、インスタグラムを使ったアフィリエイト広告もやっていて、認知が広がったことで、商社からの注文も戻ってきました。Shopifyのサイトを最適化しながら、SNS、SEOそしてPPC広告も強化していくことが大切ですね。

物流にはシッピーノ

シッピーノを導入する前はどのように出荷していましたか

最初の頃は、Amazonの注文はFBA倉庫から出荷していました。物流倉庫Aに在庫が入るので、Amazonの分だけをFBA倉庫に納品するかたちですね。

他の販売口としては4つのECモールと、商社の受注がありました。そこから受注があったものは、毎朝、物流倉庫AにCSVデータを投げるという手作業をやっていました。また、商社の受注はFAXで送付されるので、それをエクセル加工するという手間もありました。

手作業が多かったため出荷されていなかったり、在庫がショートしたり、追跡するにもデータ照合に1件10分~20分かかったりしていました。

出荷ミスから発生する精神的疲労は非常にきつく、物流絡みの問題は謝罪しないといけないことが多くて、精神的コストがかかりますよね。その業務を経験がまだ浅いスタッフに安易に振ってしまって、ミスがあると「スタッフの対応が悪い」と低レビューがついて、大打撃を受けることもありました。

その後、オンライン管理ができる物流倉庫Bに切り替えたのですが、未出荷や在庫ショート、追跡不能に関する根本的な解決にはならなかったんです。

シッピーノを導入後、ミスが劇的に減った


そして、昨年の夏頃からシッピーノを導入しました。シッピーノのアカウントと、Amazonアカウント、Shopifyアカウント、Yaho!ショッピングのアカウントに紐づけて、色んな販売窓口の間に立って、FBAに出荷依頼をしてくれました。オンラインの販売に関しては、全てシッピーノで出荷依頼をしていましたね。

あまり注文が入らないネットショップは、チェックをするのも遅くなり、出荷遅延でお客さんに怒られたこともあったのですが、今は全くなくなりました。シッピーノがあることで、Amazonの在庫さえ見ていれば在庫状況がわかるので、オンラインの在庫管理が一切不要になったんです。FBAの在庫が無くなってきたら、在庫を発注するというタイミングもつかめるようになりました。未出荷や在庫ショート、追跡不能などのミスが激減しました。

バックヤードのスリム化とブランディング強化


最終的に、FBAと物流倉庫Bをやめて、物流倉庫Cに統一しました。シッピーノのスタッフの方から紹介してもらったんですが、この物流倉庫CはAmazonのプライム対応をしているんです。月曜日~金曜日までプライム対応、土日は翌営業日に出荷されるというかたち。売上げは全然下がっていないですし、なおかつ、手離れが良くなりました。何が良くなったかというと、今度はFBAの在庫数すら見る必要がなくなりました。中国から全て物流倉庫Cに納品され、毎回何千個を納品した時に、物流倉庫Cのオンライン管理画面で在庫が見れるので、見るだけで在庫の状況が把握できます。バックヤードのスリム化ができました。

物流を最適化することのメリットとは?


  • Amazon、Yahoo、Shopify、商社での在庫のズレや管理が不要になった
  • FBA納品の手間、在庫数管理の手間、在庫切れのリスクが無くなった
  • 送料が安くなった
  • プレゼント包装:350円でラッピングができるようになりました。Amazon上でもラッピングをチェックするだけ、Shopifyの場合は、ラッピングという商品を作って、表示をさせ、提案できるようなかたちにしています。12月はクリスマスのプレゼント需要が高まり、プレゼントでBONIQをもらった人がインスタグラムのストーリーでシェアしてくれて拡散してくれました。また、プレゼントをもらった人が、自分でプレゼントを買う際にBONIQを検討してくれて、とても波及効果があったと思います。
  • オリジナルBOXが利用できるようになった:細かい話なのですが、段ボールにBONIQのロゴをプリントして、ブランディングにつなげています。想定外だったのですが、段ボールを切ってインスタグラムでアップしてくれる人もいたので、価値があったなと感じています。また、チラシを同梱してオンラインでのレビュー依頼・アップセル・クロスセルが可能にもなりました。
  • 物流倉庫とchatworkでの対応が可能になった:以前の倉庫は営業担当が窓口で、かつEメール対応だったので、なかなか返信がこないこともありました。今はチャットツールを使っているので、レスポンスが早くて嬉しいです。

Shopifyとシッピーノを使いたい人へメッセージ

最近はお客さんにダイレクト販売をする「D2C」を行っているEC事業者が多いですよね。D2Cは、お客さんとの距離感が大切ですし、お客さんにより良い体験を提供していく必要があるんです。そうなってくるとShopifyとシッピーノの活用効果は大きいと思います。

Shopifyは世界的なECプラットフォームで、4,000を超えるアプリがあり、iPhoneのようにどんどんカスタマイズをして改善し、魅力的なサイトを作ることができます。サイト以外の、SNSやSEO、アフィリエイトなどの広告に関わるアプリもあり、認知を広げていく戦略も立てやすい環境が整っています。

また,物流のミスに時間とお金を使うのは本当無駄ですし,問い合わせ対応も雑になってしまうと,お客さんからの印象も悪くなってしまいますよね。低レビューが将来的に影響して、休店につながることもあるくらいです。シッピーノは手離れが良く、出荷まわりの業務がほぼゼロになるので、圧倒的に売る方に時間を使うことができるようになります。

ぜひ、Shopify×シッピーノで、自身のECサイトのブランドを育てていってください。

(シッピーノ株式会社について)

シッピーノは、国内の主要 EC モール・カート・受注管理システムと、FBAマルチチャネルサービスをはじめとする国内の様々な物流サービスを連携。EC モールに出店している事業者の出荷に関わる日々のルーティンワーク(受注処理から出荷依頼・在庫同期・商品購入者へのメール送信など)を 24 時間自動化するサービスです。複数モールの受注の取りまとめ、モール間の在庫同期、複数の物流サービスの併用も可能です。国内の EC 事業者を中心に、1,000 以上のECストアへの導入実績があります。


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