F-H-Eジャパンは、日本では数少ないフィールドホッケー専門店の一つです。ホッケースティック、ウェア、シューズなど多くの商品を展開しており、ブリティッシュスクールイントウキョウ(BST)などのインターナショナルスクールの体育着の販売も行なっています。今回はF-H-Eジャパンの小澤さんに、F-H-Eやネットショップについて聞いてみました。
F-H-Eとは?
──F-H-Eの事業内容を教えて下さい。
ホッケー用品の専門店で、大阪と東京にお店があります。店舗販売や、Shopifyを利用してオンライン販売をしています。
──小澤さんご自身はホッケーがご趣味なんですか?
いえ、今はホッケーは一切していないんですが、元々オーストラリアに留学していた時にホッケーをしている友達と知り合って、それで僕もクラブチームに入りました。当時は英語が話せなかったので、現地の友達が欲しかったというのもありホッケーを始めました。これが20年以上前の話ですけど、その友達と「いつか一緒に仕事したいね」と夢を語っていて、12年前に縁があり、現在に至ります。
インターナショナルスクールの体育着を販売している理由
──どういうきっかけでホッケーの専門店が学校の体育着を販売をすることになったのですか?
以前からBSTさんのホッケー部にスティックやボールなどを納品していました。それで、オリジナルのアパレルを作ることができますよという提案をしたら是非サンプルを作って下さいと頼まれ、それじゃあやりましょうということで始まりました。
──F-H-Eの体育着の魅力を教えていただけますか?
スポーツをするのに最適なドライシャツを使っているので、とても軽いことですね。来店された保護者の方に洗濯してすぐ乾く素材なので助かると言われた事があります。魅力というよりも、お客様がこうしたいという要望を実現できるよう心がけています。ロゴに関しても、刺繍加工をプリントに変更してコストを下げました。
オンライン販売について
──ネット販売をすることにした理由を教えてください。
お店が東京と大阪の二つしかないので、例えば九州の方とか北海道の方はなかなかお店に来る事ができません。皆さんがどこにいても買えるようにオンラインショップを作りました。
──ホッケーグッズはオンラインでの販売がほとんどになるんですか?
オンラインと実店舗、そして小学校、中学校、高校の大会にブースを出して販売しています。
──衣類やスティックをネット販売するときに注意している事はありますか?
商品の写真を見た時に、かっこいいと思ってもらえるように写真を撮っているつもりですが、画像ではサイズ感が分かりにくいので、Tシャツやパーカーなどモデルさんに着てもらって、買う方がイメージしやすいよう心がけています。
──ネット販売で起きた印象深い問題や面白いエピソードがあったら教えてください
難しいですね(笑)。一番よく起きる問題といえばサイズが合わなかった時に交換することですね。お客さんがサイズなどで気に入ってもらえなくて2往復3往復したり。そうすると送料も沢山かかってしまうのでそれは極力なくそうと思っています。しかしそれはどうしても起こってしまうことなので、限りなくゼロに近づけられるよう常に考えています。
Shopifyは「シンプルで分かりやすい」
──ShopifyをECプラットフォームとして選んだ理由や決め手など教えて下さい。
金額が安かった上に、シンプルなのでお客さんに分かりやすいと思い利用しています。Shopifyを使って良かった点は、こちらのバックヤードでもシンプルにできるようになったので、すごく負担が減ったことです。
これからの目標
──オンライン販売をする上で計画などあれば教えていただけますか?
たくさんあるお店の中からウチの商品を買ってもらうにはどうすればいいのか、というのをすごく考えています。特に若い人たちからもっと買ってもらえるようにするにはどうすればいいのかは、まだ答えが見つかっていません。
Facebookやインスタグラムなどを使っているユーザーが沢山いると思うので、どういう風にすれば刺激や情報を与えられるのかなと考えています。
一番嬉しいのはF-H-Eというブランドが好きと言ってもらって、買ってもらえる事です。Tシャツやパーカーを着ている人を見たらとても嬉しいので、着ている人の数が増えたらいいですよね。やっぱり「かっこいい」とか「おしゃれ」と思ってもらいたいので、ホッケーをやっている人に限らずに着てもらいたいです。そういうブランドになったらいいなと思っています。