Eコマースの商品市場は、ここ10年で大きく変わってきています。またEコマースの梱包ソリューションは独自の顧客タッチポイントを作り出し、配送やロジスティクスのためにも要求されるため同様に成長していて、2025年には6兆円以上の市場規模になると見込まれています。
Eコマース事業者にとって、配送はもっともお客さまに近い地点で直接的に発生するタッチポイントですが、あまり活用されていないマーケティング機会でもあります。
梱包というのは元々は配送過程で商品を保護する必要から生じましたが、今はそれだけではありません。パッケージと梱包やデザインを気をつけるだけで、新たなマーケティングの機会ともなり得るのです。ブランディングされた梱包と開封体験は、機能する商品をお届けするとともに記憶に残る瞬間を生み出すチャンスとなります。ということで、実際に見ていきましょう!
今回お届けするパッケージ
Eコマースにおける梱包とは?
Eコマースにおける梱包は、商品用の入れ物をデザインし、検証し、生産するところまでを含みます。お客さまを感動させ、利益を改善するために、多くのオンラインリテーラーはブランディングされた梱包体験というものを生み出します。
ブランディングされた梱包体験とは、配送商品のプレゼン手法の選択であるとともに、よく考えられた配送と梱包素材の選択を意味します。その目的は、お客さまとあなたのビジネスに付加価値を与えるため、ブランドの好感触な第一印象をもたらすことです。理想的には、記憶に残りシェアしたくなる体験であることが望ましいです。
梱包の重要性
実店舗をかかえる会社と比べると、オンラインショップが感動を届けるタッチポイントは限られています。オンラインショッピングの効率の良さというアドバンテージは、買う前に実物に触れるという体験の欠落につながります。そのため、活用できるタッチポイントには特別な注意を払い、競合に差をつけるブランド体験を生み出す必要があるのです。
Dotcom Distributionの調査によると、40%の消費者が、プレミアムな梱包をしているオンラインストアからリピート購入する傾向にあることがわかっています。同じ調査で、プレミアムな梱包がブランドの印象を向上させ、配達への期待値を上げることも判明しています。
オンラインストアにとって梱包パッケージはブランドの延長です。例としてAppleを考えてみましょう。ハイエンドで洗練された商品でよく知られていますが,送られてくるパッケージも同様です。Appleほどの予算をもっていなくても、もう少し安くできる方法で、様々な点でお客さまを喜ばせる方法を組み入れることは可能です。
サプリメントを販売するD2C企業のSeedは、水に溶けるマッシュルームから作られたシンプルで魅力的なパッケージを使用し、ターゲットオーディエンスであるエコ意識の高いバイヤーに素晴らしいフィーリングを提供しています。
Seedはパッケージにエコフレンドリーなカスタムボックスを使用しています。画像提供:The Marketing Geek Tweet
基本的に、人は感動的な体験をしたらシェアしたくなります。「開封体験」もしくは英語で「unboxing」をGoogle検索すれば、たくさんのブログや画像や動画が見つかるでしょう。これらのコンテンツのほとんどはユーザーが作成したもので、ブランドのローンチとクチコミを広めるのに大きく貢献しています。
長期的に成長するブランドを構築することは、繰り返してお客さまが戻ってくることを意味します。リピート顧客はより多くの金額をあなたのビジネスに費やします。リテンションと顧客ロイヤルティに投資することは、エンドレスに新規顧客を見つけなければならない新規獲得のベルトコンベアからの離脱を可能にするのです。
Eコマースの梱包の種類
商品を発送する前に、安全な配送を考慮して梱包する必要があります。一般的に使われる梱包素材はこちらです。
- 段ボール箱
- 緩衝材入り封筒
- バッグと封筒
- カスタマイズしたeコマース用の梱包
かなり小さい物やとてつもなく頑丈な物でない限り、安全に運ぶためには特定のタイプの箱と詰め物・クッションなどが必要になります。
よくあるEコマースの梱包の種類は以下のとおりです。
1. 段ボール箱
現在でも一番よく使用されるものです。頑丈で、パッケージに負荷がかからず、リサイクルもできます。重いアイテムの場合、より強力な二重段ボールを使用することもあります。
配送に使える段ボール箱の事例がこちらになります。
画像提供:Uline
2. 緩衝材入り封筒
ジュエリー、手工芸品、本など、小さくて薄い物やデリケートな物を送るときに最適です。リサイクルできる紙やエアパッキンなどでさらに保護を強化することもできますが、エアパッキンは梱包材として環境にやさしい点では劣ります。
OWA Haircareのサステナブルな梱包。画像提供:Pinterest
3. バッグと封筒
軽いけれど壊れやすくはない商品を販売しているなら、宅配ビニール袋と呼ばれるポリ素材の封筒、タイベック封筒、プラスチックバッグを使用できます。これらは軽く、耐久性があり、保管が容易で、ワンタッチで封入できるため、家からでも倉庫からでも、小さな注文や箱の発送作業が楽になります。また、かんたんにブランディングすることもでき、Hero Packagingのような会社を通じて廃棄物ゼロの方法を利用することも可能です。
カスタムしたマットブラックのポリ封筒。画像提供:Pinterest
4. カスタマイズしたEコマース用の梱包
カスタムボックスを使うことは、ユニークな開封体験とブランド価値をお客さまに提供する素晴らしい方法です。ギフトラッピング用の素材から封入物にいたるまで、なんでもカスタマイズしてプリントするオプションがたくさんあります。さらに、ボックスの全体にわたってブランドを表現することで、満足度の高い体験をお届けすることもできます。
PYM Chewsはカスタマイズしたeコマース用のパッケージを使用してブランドメッセージを表現しています。画像提供:@OliviaJune Tweet
開封体験のカスタマイズ方法
効果的にデザインされたブランディングパッケージと開封体験を実現するには、複数の要素をうまく組み合わせる必要があります。しかし、活用できるすべてのオプションを組み入れなくても大丈夫です。
そのかわり、スモールビジネス向けのどんなパッケージソリューションがお客さまにベストな体験と価値を届けられるかを見極め、いくつかのサプライ品に戦略的に投資することで、忘れられない開封体験を作り上げましょう。
1. パッケージ
もっとも大切な要素は、メインのパッケージです。商品の特性によって、箱、バッグ、封筒などを選択します。白と茶色の波型のパッケージはかつて唯一のオプションであり、安く頑丈で実用的でしたが、それではブランディング的に効果のある第一印象を生み出せないかもしれません。
皆さまのブランドはエコフレンドリーでしょうか?でしたら、マッシュルームとココナッツの繊維で出来た生分解性のパッケージを使用することができます。プラスチックのポリ封筒のかわりにコーンから作られたコンポスタブル(堆肥になる)封筒を使用する例もあります。
なお、お客さまに驚きの声をあげさせることができるパッケージ材は、一方でかなり高価になることがあります。
2. 薄紙
商品が薄紙でラッピングされていると、開封体験の期待値と気分が上がります。カスタムプリントされているものや色の付いたものは、どちらも検討すべきオプションです。
3. 詰め物
従来の詰め物のタイプといえば、スタイロフォーム、フォームインサート、エアピロー、エアパッキンなどです。エアパッキンのプチプチをつぶすのは楽しいですが、ビジュアル的に訴求が弱く、プレミアム感がありません。詰め物としてほかに検討できるのは、クリンクルペーパー(色付きか茶色のもの)とエクセルシオール(梱包用のカンナ屑)です。
4. ステッカー
ステッカーは用途が広く低価格なので、便利なオプションです。薄紙でラッピングしたら、ステッカーで封をすることができます。ボックスにカスタムプリントをほどこすかわりに、予算内でブランディングする方法としてステッカーを貼るという方法もあります。
購入への感謝の気持ちとして、短いお礼のノートと一緒にステッカーをプレゼントすることも考えてみてください
5. プロモーション素材、名刺
名刺はコスト効率の良いプロモツールです。会社のビジネス用名刺と同じテイストである必要はありません。
たとえば、Hausは封入物として印刷したニュースレターなどを同梱しています。プロダクトの性質上、印刷物はお客さまとブランドとのコミュニケーションを深める読み物として機能します。
パーソナルノートや商品の価値を引き出すための特別なインストラクションなども入れることができます。可能性は無限にあり、コストもそれほどかかりません。
6. 明細表
レシートや明細表を同封するのは一般的ですが、多くの企業はこれらをブランディングやマーケティングの機会と考えていません。
たとえば高級レストランでは、伝票は適切なタイミングで、エレガントな方法またはフォルダに入れられて、テーブルに運ばれます。商品に同梱するレシートや明細表は、妥当な場所に配置するべきです。お客さまは開封したらすぐに明細表を目にしたいわけではありません(とても重要です!)。
Shopifyで明細表を作成する場合、テンプレート言語であるLiquidを使用することで、要素(ロゴや商品画像など)の追加や削除によってコンテンツやデザインをカスタマイズできます。リピート購入を促すために、クーポンコードを明細に記載してもいいですね。
7. 手書きのノート
手書きのノートは拡張性をもたせるのがむずかしいですが、新規ビジネスは皆、ひとりひとりの顧客獲得に真剣です。購入されたお客さまとパーソナルにつながるために、心のこもったノートやカードは大きな差を生み出します。次にご紹介するJournのように、手書きのメッセージを用いると、お客さまへの心くばりとブランドの後ろにいるリアルな人間像を伝えることができます。
スキンケアブランドのJournは手書きのノートを商品と一緒に発送しています。
8. ハウツー素材
商品のハウツー情報が必要な場合は、パッケージの内側に追加の説明書を入れましょう。特定のニーズに向けてお客さまが商品を適切に、そしてかんたんに使い始められるよう、あなたは気をつかう必要があります。もう一度Journを参考にしてみましょう。個々の商品についている説明書によって、役立つ情報をうまく提供しています。
Journは商品の使用方法も一緒に同封します。
「何かを使い始めるとき、その方法がよくわからないと、後回しにしてしまいます。わたしたちは快適なルーティンに流されがちです。そのルーティンになるように、商品はお客さまにとって使用がかんたんな第一オプションにならなくてはなりません」 −Kristen LaFrance ( Resilient Retail 主任)
情報素材を提供することで、お客さまに対するケアを示すことができ、信頼を築くと同時に商品購入後のサポート姿勢を伝えられます。
9. テープ
透明な梱包テープを手にとりましたか? ほかにもカスタムパッケージを実践するためのカラフルなテープがいろいろありますよ! またAmazonのように即座にブランドが認識されるような、ブランド独自のテープを作成することも可能です。
10. サンプル、ギフト
お客さまの購入商品や購入履歴を元に、無料サンプルやその他のプロダクトを同封するのも良いかもしれません。理想的には、お客さまが興味をもちそうな何かを選択するべきです。たとえば、シャンプーを購入した人には、対応するコンディショナーのサンプルを差し上げます。この戦術は、新しい商品を紹介することでクロスセルの促進にもつながります。
梱包にかかるコスト
ブランディングした特別パッケージのマイナス面は、関連コストでしょう。時間と金額の両面があります。
平均注文額と利益率をベースにして、財務面で可能な選択肢を選ぶ必要があります。ビジネスとお客さまに対して、最大の価値を提供するのは何かを検討しましょう。
カスタムボックスやカスタム封筒は、特別な開封体験を実施するときに最大の支出となる傾向にあります。
オリジナルデザインのダンボールには、最低でも100個以上の注文、100円〜を見ておく必要があります。宅配ビニール袋の場合は、1プリントごとに20円〜200円と注文数によって価格は大きく異なります。さらに、Eコマースで使用されるボックスはポリ封筒と比べて配送にかかるトータルの荷重が大きくなることにも注意してください。
箱による保護を必要としない商品の場合、コストをおさえるためにより軽いパッケージを選ぶことができます。サステナブルなパッケージと配送ソリューションを選択することも価値があります。コンポスタブルな封筒を使ったり、コストをおさえるためにパッケージサイズを小さくしたり、エコ意識の高い消費者の目線に合わせます。
クリエイティブに考えれば、コストを削減しながら同じような結果が得られるかもしれません。梱包ニーズに合わせてArkaなどでデザイン済みの色付きボックスを入手することが検討できます。これらの配送ボックスだと、ミニマムオーダー数や価格がかなり安くなります。たとえば25箱から注文でき、価格はサイズごとに異なる、という感じです。
阿里巴巴全球速卖通で検索するというアプローチもあります。ミニマムオーダー50ユニットから、同じような色付きボックスを場合によっては単価0.39ドル程度(サイズによる)で購入でき、だいたいの国へ送料無料で届きます。
ユーザーエクスペリエンスをより深くカスタマイズしたいなら、Sticker Giantなどのサービスを使ってロゴステッカーを付属する方法もあります。
ほとんどのケースにおいて,パッケージ素材の注文数が多いほど,価格は割安になります。使用するアイテムを戦略的に検討し、コスト削減のために大口注文しましょう。また、梱包にかかる全体コストを考える際には、総重量が及ぼすインパクトを忘れないでください。パッケージが重くなれば、それだけ配送コストが高くなります。これは、あなたの配送戦略に全体的に影響してきます。
Eコマースの素晴らしい梱包事例
ここでは、皆さんの参考になりそうなECブランドのパッケージ事例をまとめました。パッケージデザインのアイデアや改良に役立つはずです。
Caraway
Caraway HomeはD2Cのリテーラーで、洗練されたデザインの有毒物質を含まない陶器の調理器具をオンラインで販売しています。そのため、サステナブルなパッケージを実践するのは自然なことといえます。リサイクル素材と環境負荷の低い染料を使い、プラスチックバッグは使わず、100%生分解性のコルクを商品のパッケージと配送のために使用しています。
調理器具ブランドCarawayのスターターキットの開封。画像提供:Caraway Home
Carawayはまた、リサイクルペーパーのウェルカム冊子を注文に同封し、パッケージに直接印刷したメッセージによって、個々のフタ、パン、容器の扱いが楽になるようにしています。
Caraway Homeはカスタムボックスにメッセージを載せることで開封をガイドします。画像提供:@bzises Tweet
全体的にCarawayのパッケージが優れている点は、ブランド的に整合性のとれた体験を提供していることです。メインの調理器具セットは395ドルするので、商品が届いたらすぐに良い投資をしたと納得したいですよね。
TrunkClub
树干俱乐部は、サブスクリプションボックスを提供する会社であり、お客さまの開封体験を非常に重視しています。まず、透明テープで封がされている通常の箱を使うかわりに、トランクのような持ち手が付いたカスタムプリントの箱を用いることで、ブランドの志向に合致させると同時に目立たせています。
TrunkClubのトランクが家に届いた瞬間から、素晴らしい体験が約束されていることがわかり、開けるのが待ちきれなくなります。
衣類のサブスクリプションボックスを展開する树干俱乐部のエクセレントな商品パッケージ。画像提供:树干俱乐部
トランク内側のコンテンツは、よく考えられた配置となっていて、独自のプレゼンテーションを体験できます。商品セレクションを説明するパーソナルスタイリストからの手書きのカードが含まれ、ブランド体験はより強化されます。ユーザーは特別で独占的な感覚を間違いなく得られるでしょう。
Haus
カラフルで鮮やかで目立つことがEコマースパッケージのトレンドになっているなか、Hausはその反対を実践しています。装飾を削ぎ落としたシンプルな白の厚紙ボックスに、ニュース冊子を同封し、商品の原料やカクテルレシピ、FAQなどを載せています。
Hausスターターキットのパッケージ。画像提供:My Subscription Addiction
これによりHausは、美的観点から商品やパッケージを開発することに専念できます。共同創設者のHelena Hambrechtは、Forbesのインタビューで次のように答えています。「商品ボトルの大切な目的を再考できるようになりました。インテリアという観点を導入することに決め、従来のものとは違って家の中でうまく調和するような商品を作るようにしました。」
HausのTwitterフィードを見ると、消費者が投稿した商品写真や開封写真が多数あることに気付かされます。
Hausの商品パッケージについてのTweet。画像提供:@emily_singer Tweet
Otherland
Otherlandは、その美しいパッケージとフレグランスキャンドルで知られているスタートアップ企業です。前職でラルフローレンのバイヤーをしていたOtherland創設者のAbigail Cook Stoneは、ビジュアルの重要性をよく理解しているので、目を見張るようなパッケージをEコマース市場で展開しています。
Otherlandの母の日シーズナルコレクションボックス。画像提供:商业内幕
Otherlandでは、母の日ボックスのように期間限定で出しているパッケージがいくつかあり、消費者を引きつけています。しかし、期間限定であるかベーシックタイプであるかを問わず、コレクションボックスはつねに明るくポップなカラーと豊かなキャンドルの芳香を開封体験において提供します。
Otherlandは質の高い素材だけを使い、記憶に残るブランディングされた開封体験のために驚くようなプレゼンテーションをすることも忘れません。
Allbirds
Allbirdsは、木の繊維やサトウキビなど環境にやさしい素材で作られた快適なシューズを販売するブランドです。エコフレンドリーなフットウェアブランドとして、パッケージのボックスに商品価値とパーソナリティを付加する点においては、かなり先を行っています。
Allbirdsのサステナブルなeコマースパッケージの外側。画像提供:Allbirds
開けてうれしくなる要素はほかにもいろいろあります。
- プリントされたクールなイラスト
- ブランドのメッセージのあるインサート
- リサイクル可能な素材とソイインク
- スマイリーフェイスの靴の型紙
- 持ち運びハンドル用の穴
- ブランドに合った軽快なパッケージデザイン
上から見るAllbirdsの開封状況。画像提供:Allbirds
Allbirdsの開封体験は、すべての細部にいたるまでシームレスになるよう設計されています。ラベルのインクからパルプのインサートまで徹底します。楽しさと機能性を両立させ、まさにAllbirdsらしいブランドの表現であり、お客さまが忘れられない体験を生み出しています。
Unwrapped Life
Unwrapped Lifeでは、可能な限りごみを出さないことをミッションとし、サステナブルなヘアケア商品やボディケア商品を販売しています。提供する企業価値と一致させるため、あえてミニマルでコンポスタブルなパッケージをおこなっています。
Unwrapped Lifeのプラスチックフリーで廃棄物の出ないパッケージと堆肥化できるクラフトペーパーのラッピング。画像提供:Unwrapped Life
Unwrappedの商品を代表するコンディショナーとシャンプーせっけんは、堆肥になるペーパーで包まれ、まったくごみが出ません。またナチュラルブラウンの色味は、あたたかさ、強さ、ここちよさを開封体験にもたらし、洗練された感覚をプラスします。
廃棄物ゼロで堆肥になるクラフトペーパー。画像提供:Unwrapped Life
会社のパッケージングプロセスは全体的に完全ペーパーレスであり、オーダーは電話かタブレットで受け、同封する伝票もありません。ブランドのカーボンフットプリントを低減するために、廃棄物ゼロとプラスチックゼロのポリシーにコミットしている出荷センターを継続して探しています。
記憶に残る開封体験を提供する
忘れられない開封体験は、ビジネスにとって大きな競争優位性となり、リピート購入を促すとともに新規顧客を惹きつけます。Bonobos創設者のAndy Dunnは、的確に次のように言っています。
「結局のところ、あなたが作り上げているのはeコマースの会社ではなく、eコマースを販売チャネルの核とするブランドなのです」
数日かけて、自社の梱包を再検討してみましょう。現在の支出、返品ポリシー、平均注文額と利益率などを考慮して、より良いカスタマーエクスペリエンス提供のためにできることを判断してみてはいかがでしょうか。
原文:Thea Earl イラスト:Gracia Lam 翻訳:深津望