突然ですが、「SEO」という言葉をご存知ですか?
オンラインビジネスに関わっていたり、個人でブログなどを運営していたらすでに馴染みが深い言葉かもしれません。しかし、多くの人にとっては何のことやらさっぱりの言葉です。私自身もインターネットではネットサーフィンしかしてこなかったので、特にSEOを意識せずに人生を過ごしていました。
しかし、SEOはネットショップを開設・運営する上でとても重要なキーワードです。
今回は、Shopifyでできる基本的なSEO対策を学んで、ネットショップに活かしてみましょう!
SEOとは
そもそもSEOとは何のことなのでしょうか。
Wikipediaによると、SEOは「検索エンジン最適化」のことで、「検索エンジンのオーガニックな検索結果において特定のウェブサイトが上位に表示されるようウェブサイトの構成などを調整すること。また、その手法の総称」と書かれています。
検索エンジンとはGoogleやYahoo! JAPANなどの検索サイト。オーガニックな検索結果とは、何か言葉を検索したときに出てくる広告ではない検索結果のことです。つまり、SEOは「広告ではない検索結果で上位に表示されるためにウェブサイトを編集や調整する」ことを言います。
潜在的なお客様はあなたのビジネスや関連するキーワードを検索します。そして、あなたのストアは彼らに見つけてもらうために、検索結果の上位に表示させる必要があるのです。
例えばOptifyの調査によると、Google検索で1番目に表示されるサイトは、36.4%のCTR(クリック率)を得られ、11番目(通常は検索結果の2ページ目の1番上)のサイトはわずか2.6%しかクリックされないとのことです。もちろん、1番目を狙うのは容易なことではありませんが、いかに上位にサイトを表示させることが、お客様を集める上で大事なことかがわかるはずです。
そして、SEO対策は簡単ではありません。特に狙うキーワードが人気の場合は、長く地道な対策を続けることで、ようやく効果が出るかどうかというところにいます。しかし、SEOを対策することは、お客様にとっても見やすい・わかりやすいサイトを作ることにも繋がるので、挑戦してみてまったく損はありません!
ShopifyとSEO
それでは、ShopifyストアでSEOをどのように対策できるのかを見てみましょう。
Shopifyにはプランに関わらず次の強力なSEOの機能を備えています:
- 編集可能なタイトルタグ、メタディスクリプション、およびページのURL
- すべての画像のalt属性が編集可能、カスタマイズ可能な画像ファイル名
- 自動で生成されるsitemap.xmlファイルとrobots.txtファイル
- 自動で生成されるcanonical URLタグ(重複コンテンツを防ぐため)
タイトルタグは、ウェブページのプレビューを表示するために検索結果でよく使用されます。検索結果のタイトルや、ブラウザの上部バーで表示されるタイトルのことです。ページのコンテンツを正確かつ簡潔に記述する必要があります。
メタディスクリプションは、Webページの内容を簡潔に説明するテキストです。検索結果で紹介文として使用されます。メタディスクリプションは検索結果の順位上昇には関係ありませんが、簡潔にわかりやすくページの内容を記述することで、検索結果から訪問者を増やすことにはつながります。
Photo by Matthew Henry
画像ファイル名とalt属性(代替テキスト)は、画像の内容を記述するために使用されます。例えば、Googleによると、「Google にとって代替テキストは、画像の題材についての有用な情報です。Google はこの情報を使用して、ユーザーのクエリに最適な画像を判断します」とされています。また、alt属性は重要なアクセシビリティ機能です。視覚障害のあるユーザーには、画像がalt属性によって記述され、例えばスクリーンリーダーなどから画像の内容としてalt属性を読み上げ、把握することができます。
sitemap.xmlには、すべての商品、ページ、コレクション、ブログの投稿が含まれています。
robots.txtは、ロボット(通常は検索エンジンロボット)にウェブサイトのページをどのようにクロールおよびインデックス付けするかを指示するために作成するテキストファイルです。
次に以上の要素をShopifyストアにどのように適用できるかを見ていきましょう。
Shopifyストアを最適化する
Shopifyは最初からSEOの基本事項のほとんどをカバーしています。豊富な機能を活用して、ストアのオーガニック検索の可能性をさらに広げてみましょう。
ストアで今から対策できるものはいくつもあります:
タイトルタグ
Shopifyの各商品、コレクション、またはページのタイトルタグを設定するだけでなく、オンラインストアのタイトルタグも編集することもできます。オンラインストアのタイトルタグについては、オンラインストア > 各種設定 > タイトルとメタディスクリプションから編集可能です。他のページについては、これらのページの下部の「検索結果のプレビュー」から「ウェブサイトのSEOを編集する」をクリックすることで編集可能です。
メタディスクリプション
メタディスクリプションの変更もお客様をストアに呼び込むのに効果的です。Shopifyは自動的にページからテキストを取り込みますが、マーケティング目標に合わせてメタディスクリプションを手動でカスタマイズできます。メタディスクリプションは、Shopifyの管理画面を使用してホームページ、ページ、コレクション、ブログ記事に設定することができます。これらは、上部のタイトルタグと同じ箇所から編集できます。
ページヘッダー(h1)
あなたが狙いたいキーワードをストアの商品、コレクション、ページ、ブログ記事の名前に含めることは重要です。たとえば、あなたのストアで赤いTシャツを販売する場合は、商品名を「Frenzy Tシャツ - 赤」のように設定します。これにより、人々が「Frenzy」、「Tシャツ」または「Tシャツ 赤」などの単語を検索したときにウェブページが表示される可能性が高くなります。
コンテンツ
商品説明、コレクションの説明、またはブログ記事のコンテンツが多いほど、Googleやその他の検索エンジンでお客様からページが見つかる可能性が高くなります。あなたの主要なキーワードをいくつかを含んだ記事や説明文を書いてみましょう。
アプリ
Shopify アプリストアには、SEO対策に役立つ簡単に使えるアプリがたくさんあります。ビジネスのニーズに合ったアプリを探し、ぜひお試しください。
また、もしSEO対策についてお困りでしたら、専門家の助けを借りることもお勧めいたします。様々なストアを成功に導いてきたShopify Expertsに連絡を取ってみましょう。
また、巨大な画像を適切なサイズにしてファイルサイズを減らしたい方にはこちらのツールがおすすめです。最大6個の画像を簡単にリサイズすることができます。
まとめ
今回はShopifyで可能な基本的なSEO対策について少しだけお話させていただきました。繰り返しになりますが、SEO対策は簡単&すぐに結果が出る作業ではありません。しかし、やるのとやらないのとでは大違いです。ぜひ、いますぐ試してみてはいかがでしょうか。